Apple より発表が行われ、その発売が11月1日とされた iPad Air 、そのニュースは皆さんご存じのことと思います。
この度発売日にこの iPad Air を入手できましたので簡単ではありますがレビューしてみたいと思います。
これまで利用していた 4th との比較が中心になろうかと思います。
また、開封時の様子などはボクの別ブログ hayakuyuke.jp のほうで記事にしていますので、よろしければコチラも併せてご覧になって下さい。
外観の違い
ここでは iPad 4th 16GB Wi-Fi model White と iPad Air 16GB Wi-Fi model Silver(White) との比較を行っています。
狭くなったサイドベゼル
薄く軽くなったと言う点が大きな違いですが、縦向きに構えた時の横幅も狭くなり、iPad mini に良く似たスタイルになりました。
上の写真では高さも違うように見えなくも無いですが、縦のサイズは変わりません。ほぼ変わりません(1.2ミリ程度小さくなっているようです)
しかしアルミシャーシとフロントパネルの接合部が以下のような加工になり、プラスチック部分が少々小さくなった為にそのような印象を受けるのかもしれません。
背面のアップルロゴなど
従来の黒いロゴから鏡面になりました。
また iPad のロゴも黒からグレーに変更されています。ここの製品名は iPad Air とは書かないんですね。
背面マイク
iPad Air には背面マイクが新たに追加されています。
ステレオスピーカー
iPad mini 同様のスピーカーレイアウトで、ステレオ出力されるようになりました。
イヤホン端子周辺
iPhone ではお馴染みの仕様ですが、iPad では本体カラーに関わらず、イヤホンジャックはブラックだったものが、Air からは本体カラーに合わせた物に変更されています。(左:4th 右:Air)
カメラ周辺
カメラ周辺のボタン類は全てアルミ製になり、こちらもスピーカー同様 iPad mini のデザインを踏襲しています。(左:4th 右:Air)
液晶パネルは視野角アップ!?
液晶パネルについては解像度などは同じスペックなのですが、並べて比較したところ視野角が広がっているようです。
上の画像のように正面から捕らえた場合はほぼ違いは無いように見えますが
斜めから見た場合、iPad 4th の色味がくすんでいるのに対し、Air は正面からみた色とほとんど相違ありません。
写真では若干わかりにくいですが、実物を二つ並べて見比べると明らかな差があるのが分かります。
また、今回ボクの手元にきた iPad Air を見る限りでは、色温度は高めの印象でややクールな発色の印象です。
(逆に色温度が高いせいで、現在青色主体の壁紙を採用している為に、斜めに見た際の鮮やかさが際立っているのかもしれませんが)
液晶パネルの感度など
Penaltimate を利用して手持ちのスタイラスペン、Jot Pro でメモを取る作業を比較してみましたが、Jot Pro を使う上での感度向上などは見られませんでした。スタイラスペンの反応としてはどちらも同じ印象です。
ただ、Air の方が薄く設計されている分、ガラスも若干薄いものが採用されているようで、人によってはペンの当たる感覚に違いを感じるかもしれません。
ボクの場合指でトントンと叩いてみた時に 4th の方がしっかりしている印象を受けました。だからといって Air の薄くなってる感が顕著かというとそうでもないのですが、わずかな差ですが比較すると少し気になる程度です。
A7プロセッサ採用による処理速度の違い
今回 iPad Air には iPhone 5s と同じ 64bit A7プロセッサが採用されています。これにより Apple のプレゼンでは 4th の2倍のパフォーマンスを発揮するとされています。
実際に動作を確認した印象ですが、4th と比較した Air は劇的な速度向上を現状で体感するのは難しいかもしれません。
ボクの利用しているアプリを2台同時に起動してみたり、ビジュアル的に動きのある物はその動きを比較して見てみましたが、2台の間に顕著な差はみられませんでした。
ただし、ちょっとした差として Air のほうがキビキビ動いているような印象はあり、64bit A7 プロセッサが本領発揮しているかどうかは微妙ですが、新しい分だけややスムーズな印象です。
割と身近なところでは Safari の描画など差が出るのではないかと思いましたが、ボクの環境ではほとんど差は感じられませんでした。
総じて処理速度の向上を求めて Air を購入すると、よほど重いアプリケーションを利用している方じゃないと恩恵はないかもしれません。
iPad Air に大満足!その理由は
やはり軽さと薄さです。
iPad Air には手に取る気軽さが備わったように思えます。これまでの iPad の重量はやはり重く、手に取った後、どこかに iPad を置くスペースを確保する事と、スタンドなどを用意する手間がありましたが、Air はそのまま手に持って操作する気になれます。
これはボクが iPad mini を持っていないから尚更思う事かも知れませんが、タブレットが軽い事がこんなに機動力が上がる要員になろうとは思いも寄りませんでした。
わずか数時間ですが、iPad Air を取り回し、触っているだけで、既に iPad 4th の重さが際立って重く感じます。
iPhone 4S から iPhone 5 に持ち替えた際にも同様の事を感じましたが、今回はその差が大きく、より重要なポイントとなっています。
iPad Air にはこれまでに無い新機能はついていませんが、薄く軽くなったこと自体が新しい機能と言っても過言では無いくらい、従来の iPad にできなかった利用シーンを実現するものだと思います。
旧モデルユーザーは買い換えるべき?
iPad が薄く、軽くなることはボクの兼ねてからの要望であり、それが実現された際には一刻も早く手に入れたいと考えていましたが、今回運良く発売日に入手できたのは色んな意味で良かったと思っています。
買い換えサイクルという意味あいからは全ての iPad 4th ユーザーに買い換えをオススメするのは少々乱暴な気もしますが、iPad 3rd 以前のモデルをお使いの方は買い換えを検討するに値するモデルチェンジだと思います。
店頭展示している店舗も多いと思いますので、是非一度その手にとって確認してもらいたいと思います。
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